
白石惠:ドクターヘリのノウハウを地元の救命センターに持ち帰ることを名目に、翔北救命救急センターにやってくる。医師としての持って生まれたセンス、そして争いを好まない性格からか、とくに汗まみれになって努力するというような経験はなく、常に受動的。失敗したくない、無様な姿を見られたくないという想いから、肝心なときに腰が引けてしまうのは、今の若者の典型とも言える。しかし、多くのプロフェッショナルたちと関わり様々な影響を受けていくのはもちろんのこと、何より、周囲とぶつかりながらもひた向きに自分の道を進む藍沢の姿を目の当たりにし、医師としての責務、人として自分が望む生き方などを真剣に考えるようになっていく。