女優の新垣結衣（２２）、川島海荷（１７）らが所属する芸能事務所、レプロエンタテインメントのチャリティー活動「ハピチャリ募金部」が東日本大震災復興支援のため５日、都内でスタートした。神宮外苑を出発点に女優、羽田美智子（４２）らが募金箱を積んだ自転車で疾走。車体にはＣＣＤカメラが搭載されており、今後はガッキーの汗や素の表情も公式サイトを通じて動画配信される。

  耳に届く温かい声援、ほおをつたう汗が心地よい。レプロの所属タレントが自転車に乗り、軽快に都内を駆け抜けた。

  東日本大震災の復興支援など、社会貢献を目的に立ち上がった「レプロ・ハピチャリ・プロジェクト」の一環。サイクリングのメッカ、神宮外苑で募金活動を実施後、正午の号砲とともに“第１走者”の羽田がペダルをこぎ出した。

  「自転車は大好きなんです。晴れた日には家から隣町まで走って、買い物してます」。スタート前から自信満々だった羽田は、中間点の東京タワーまで４キロを３０分かけて走行。「爽快感があって気持ちよかったです。ローラブレードで追いかけてきて募金してくれる方もいらして、楽しかった」と満面の笑みだ。

  今回の活動では被災地となった東北地方を除く全国７ブロックへ、タレントがリレー形式でバトンタッチを繰り返しながら訪れる。その“相棒”となるのはデンマークの自転車ブランド、ＣＯＬＩＢＲＩから提供された１台約５万円の高級サイクル。車体にはＣＣＤカメラが搭載され、走行中のタレントの表情、何気ないしぐさまでバッチリ撮影される。

  東京タワーで羽田からバトンを受け、ゴール地点の東京海洋大越中島キャンパスまで８キロを走ったタレント、杉ありさ（２２）は「無意識のうちに鼻歌とか歌っていたかも。坂道ばかりだったので、大変な映像になっているんじゃないですか」とドギマギだ。

  「ハピチャリ」の公式サイトでは、ＣＣＤカメラの映像が動画配信されるほか、ブログに走行状況がリアルタイムに書き込まれていく予定。また、普段は規制されるタレントの写真撮影が、募金活動中はフリーとなる。

  活動は１０月上旬にフィナーレを迎え、募金は被災地などに届けられる。今後はドラマ、映画で人気のガッキーや海荷も登場。ファンの期待は高まるばかりだ。